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Unityを活用した自動運転車の開発環境:月刊エンタメAIニュース vol.12

2020.12.18先端技術

Unityを活用した自動運転車の開発環境:月刊エンタメAIニュース vol.12

エンタメにおいてもAIは日進月歩で進歩しており、新しい研究成果や試みが次々と発表されています。こちらの連載では、過去1か月間、主に海外で公開された注目すべきゲームAIやエンタメAIに関連したニュース、論文などを紹介していきます。

Facebook、確率を考慮した不完全情報ゲームプレイAI「ReBeL」を発表

FacebookのAI研究グループは12月2日、不完全情報ゲームプレイAI「ReBeL」を発表しました。同AIの革新性は、チェスAIのような完全情報ゲームをプレイするAIと対比すると理解できます。チェスAIにおいては、最善の指し手を選択する確率は考慮する必要がありません。良い指し手は、選ばれる確率に関係なく「良い」のです。対してポーカーのような不完全情報ゲームにおいては、何らかのプレイに関する選択確率が勝敗を大きく左右します。例えばブラフ(はったり)は実行される度に、その選択確率が低くなると考えられます。というのも、ブラフはゲームに関する情報が明らかになるにつれて予測されやすくなるからです。

今回発表されたゲームプレイAI「ReBeL(Recursive Belief-based Learning:再帰的な信念に基づいた学習)」は、DeepMindが開発したチェスAI「AlphaZero」のような完全情報ゲームプレイAIに採用されている強化学習と検索アルゴリズムを複合させたアーキテクチャに対して、さらに選択確率を加味するように開発されました。その結果、ReBeLはテキサス・ホールデムのルールにおけるポーカーにおいて、人間のトッププロを凌駕する成績を実現しました。

もっとも、ReBeLにはふたつの制限事項があります。ひとつは、同AIは事前にゲームのルールをすべて教えてもらう必要があります。もうひとつは、同AIがプレイできるゲームは2名のプレイヤーが参加するゼロサムゲームに限られることです。ReBeLは改良される余地が多くあるものも、将来的には未知の脅威に対処する不正検出やサイバーセキュリティに応用されることが期待されています。

参考リンク:ReBeLのGitHubページ

Volvoが開発するUnityを使った自動運転車の開発環境

AIニュース専門メディアUnite.AIは11月29日、自動運転車の開発環境に関する特集記事を公開しました。現在、世界各地の自動車メーカーは自動運転車の開発でしのぎを削っており、そのテスト走行では一部の公道が使われています。公道をテスト走行すれば、走行制御AIは現実世界から学習できます。しかし、公道のテスト走行は時間がかかり、事故を起こしてしまうリスクも伴います。

大手自動車メーカーのVolvoは、安全かつ効率的に自動運転車の走行テストを行うために、走行テストをリアルに再現するシミュレーション環境を開発しました。この環境の開発にはゲームエンジンのUnityが使われています。また、現実の車体が環境に組み込まれているので、テストドライバーが搭乗できます。テストドライバーはVRヘッドセットを装着してバーチャルな走行を視覚的に体験し、ハンドルからは路面を再現する触覚フィードバックを得ます。

以上のようなシミュレーション環境は、公道でテストするには危険すぎたり、極めてまれな状況でのテストに活用することが想定されています。

ちなみに、自動車メディアDrivingが11月23日に報じた記事によれば、BMWも自動車アシスタントAI開発のために、Epic Gamesと共同して自動車シミュレーターを開発しています。

原始美術と現代アートがAIによって融合

アート系メディアartnet newsは12月4日、原始美術と現代アートをAIによって融合させたアート作品について報じました。紹介されたアート作品の特徴は、タイトル『Parietal Burner #1』の由来を紐解くとわかります。「Parietal」は美術用語で洞窟芸術を意味する「Parietal Art」に由来し、「Burner」も美術用語で大作のグラフィティ(現代アートにおける壁の落書き)を指す言葉です。タイトルに古代と現代の美術用語を含むこのアート作品は、AIによってラスコーの洞窟壁画とドイツのグラフィティアーティストKai “Raws” Imhof氏のグラフィティ作品が融合したものなのです。

時代背景が異なるふたつのアート作品の融合には、GAN(敵対的生成ネットワーク)が2段階にわたって使われました。1段階目では、ラスコーの洞窟壁画を模倣した画像を出力するようにGANを訓練します。2段階目では、Imhof氏の作品を模倣する画像を出力する別のGANを訓練します。そして、2段階目のGANを1段階目のGANの入力として与えると、Imhof氏の作風を継承したラスコーの洞窟壁画のような画像が出力されるのです。

以上のアート作品を制作したのは、フランスで活躍するアーティスト集団「Obvious」です。同集団は、2018年にGANが出力した肖像画をクリスティーズのオークションに出品し、432,500ドルで落札されたことで一躍有名になりました。この肖像画のほかにも、浮世絵を模倣した作品やアフリカ民族の仮面を模倣した作品を発表しています。

『Parietal Burner #1』は250ユーロで50部限定プリント販売されていましたが、すでに売り切れています。

ロボット工学3原則に代わるロボットとAIの4原則の提言

ABCニュースは12月10日、「ロボット工学3原則」に代わる新しい「ロボットとAIの4原則」の提言に関する記事を公開しました。新しい原則を提言したアメリカのブルックリン・ロースクール所属のFrank Pasquale教授によれば、SF作家のアイザック・アシモフが1940年代に提唱した「ロボット工学3原則」はもはや時代にそぐわないものになっています。アシモフが提唱した時代には、ロボットは原則的に人間を支援するものであり、人間の仕事や能力を代替するものとしては考えられていませんでした。しかし、現代のAIとロボットは人間を代替する潜在的な脅威となっています。

以上のような現状をふまえて、人間がAIとロボットと共生するために、Pasquale教授は以下のような4原則を提言しました。

  • AIは専門家を代替するものではなく、補完すべきものである。
  • AIとロボットは人間性を偽造してはならない。人間らしく振舞うAIとロボットは、人間を騙す存在ともなり得る。人間とAIおよびロボットはあくまで区別可能であるべき。
  • AIとロボットによって、軍拡競争を引き起こしてはならない。軍拡競争はリソースの浪費という望まない事態を引き起こす。
  • AIとロボットには、開発者・管理者・所有者に関するIDを付与すべきである。AIとロボットを法的に管理するためには、自動車のナンバープレートに相当するものが不可欠。

この新しい4原則について生じ得る「AIとロボットに関するイノベーションを停滞させてしまう恐れがあるのではないか」という批判についてPasquale教授は「まさにイノベーションを管理するために4原則を提言したのだ」と答えています。産業革命が現在の環境破壊問題の遠因となっていることを考えると、盲目的にAIとロボットに関するイノベーションを進めてしまうと深刻な結果を招きかねません。イノベーションが引き起こす問題を予見しながらAIとロボットの開発を進めるためには、解説した4原則のような何らかの指針が必要となるでしょう。

Writer:吉本幸記

Photo by Isak Pettersson on Unsplash

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